google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 日本各地の美しい風土を巡ります。: 新・日本紀行(118)銚子 「坂東太郎・利根川概要・Ⅱ」

2013年8月9日金曜日

新・日本紀行(118)銚子 「坂東太郎・利根川概要・Ⅱ」







 新・日本紀行(118)銚子 「坂東太郎・利根川概要・Ⅱ」 



.
間もなく太平洋に注ぐ利根川水域、その河口に架かる銚子大橋。 左は旧橋が老巧化のため2010年度完成の新大橋




坂東太郎・大利根は、この「大水上山」の三角雪渓から滴り落ちる雪解けの水、最初の一滴から始まるのである。



実は、利根川の水源は長い間、謎で、明治、大正期に2回水源探検を実施し、水源は刀根岳(大水上山)と確認したが、源流部を解明するに到らなかったという。 

昭和29年(1954)、第3回利根川水源調査団がようやく利根川の水源は、標高1,834mの大水上山の三角形の雪渓であることを突き止めたという。

人々が入山して後、水源を見つけるのに実に60年の歳月がかかったわけである。
 
その実情は、カモシカも避けて通るといわれるほど急峻で危険な箇所が多かったという。 


尤も、上越国境の山々は日本一急峻な山岳、岩場として、岳人の間でよく知れる処でもある。 
特に、越後側は比較的のびやかなのに対して、南面にあたる上州側は、谷川連峰の一の倉沢、マチガ沢、幽の沢に見られるように大絶壁が連なり、総じて峻険な地帯となっているのである。

利根川水源が新たに発見された頃、世はある種の登山ブームに差しかかった時期でもあった。そして、この奥利根地方はも登山家のあいだでは、どちらかと言えば沢歩きが主流だという。


奥利根病』というのがあるらしい。

奥深い現流域は夏でも腰まで水に浸かる大変な沢登りだが、又行きたくなるという「再発病」である。 

こんな時期、とある女性の山愛好家が利根川現流域に魅せられ「利根川源流讃歌」を作っている。




利根川源流讃歌

遥か彼方 澄みわたる空のもと
上州最北端 利根川水源地
大水上山の三角雪渓
太古からの 雪解け水が
尽きることなく 湧き出すところ



河口にいるのに、山奥の水源の話になってしまったが・・、


次回も利根川です
   


【小生の主な旅のリンク集】


《日本周遊紀行・投稿ブログ》
GoogleBlog(グーグル・ブログ)   FC2ブログ   C・掲示板   FC2 H・P   gooブログ   yahooブログ

《旅の紀行・記録集》
「旅行履歴」
日本周遊紀行「東日本編」   日本周遊紀行「西日本編」   日本周遊紀行 (こちらは別URLです)  日本温泉紀行 

【日本の世界遺産紀行】   北海道・知床   白神山地    紀伊山地の霊場と参詣道   安芸の宮島・厳島神社   石見銀山遺跡とその文化的景観   奥州・平泉   大日光紀行と世界遺産の2社1寺群   

東北紀行2010(内陸部)    ハワイ旅行2007   沖縄旅行2008   東北紀行2010   北海道道北旅行   北海道旅行2005   南紀旅行2002   日光讃歌



【山行記】

《山の紀行・記録集》
「山行履歴」   「立山・剣岳(1971年)」   白馬連峰登頂記(2004・8月)   八ヶ岳(1966年)   南ア・北岳(1969年)   南ア・仙丈ヶ岳(1976年)   南アルプス・鳳凰三山   北ア・槍-穂高(1968年)   谷川岳(1967年)   尾瀬紀行(1973年)   日光の山々   大菩薩峠紀行(1970年)   丹沢山(1969年)   西丹沢・大室山(1969年)   八ヶ岳越年登山(1969年)   奥秩父・金峰山(1972年)   西丹沢・檜洞丸(1970年)   丹沢、山迷記(1970年)   上高地・明神(2008年)

《山のエッセイ》
「山旅の記」   「山の歌」   「上高地雑感」   「上越国境・谷川岳」   「丹沢山塊」   「大菩薩峠」   「日光の自然」




01. 15.

Google Analytics トラッキング コード