2009年10月12日月曜日

 日本周遊紀行(29)竜飛崎 「国道階段」


竜飛崎にある国道339号線の「国道階段」


主に沿岸地方の「日本一周」を終えて、
概ね、日本の自然風土、歴史文化に触れることが出来ました。
そして今回、特に印象に残った地域の「歴史的一面」等を
ピックアップして、当サイトに載せてみようと思った次第です。
御意見、御感想宜しく・・!!。

行程:  :神奈川県(出発地)→山梨県→長野県→新潟県→山形県→秋田県→青森県⇒岩崎村(白神山地)⇒深浦(不老ふ死温泉)⇒鯵ヶ沢(津軽氏と津軽平野)⇒市浦村(十三湊)⇒竜飛

 日本周遊紀行(29)竜飛崎 「国道階段」

 眼下には、ヘアーピン道路が蛇の如くうねり、右に目を転ずると、これから向かう「竜飛の岬」が突き出てる。

そこは風の名所なのであろう「風の岬」とも云い、そのため風力発電の風車が林立している、そして突端に竜飛崎灯台が鮮明に望まれる。 
又、遥かな遠望は大地・北海道の山並みであろう、その海岸沿いに松前・・?の町並みがボンヤリと覗える。 

  先へ進もう・・今度はカーブラインをゆるやかに下ってゆく、しばらく走って待望の「竜飛崎」へ到着した・・、日本本土、本州の最北端である・・。
 本当の本州最北端は実は下北半島の大間崎であるが、こちらはこの後、出向く事になるが・・、でも、多くの人は「北の最果て」といえばここ竜飛崎とイメージしているようである。

名前もいい・・、
地面を這いまわってきた覇者である「龍」もこの地で尽きた・・、この先は海に転げ落ちて海上を這うか、天空に飛び立つしかないのである。 
そして覇者・龍は蝦夷へ向って、空へ飛び立ったのである・・、即ち、「竜飛」である・・。

ところで、「埼」と「崎」のことですが、海図では海洋に突出した陸地の突端部の名称としての(Saki)は、概ね土ヘンの「埼」を用いているらしい。
例えば、東京湾付近では一般地図などには野島崎・観音崎・剱崎と「山ヘン」で記載されているが、「海図」には「土ヘン」で野島埼・観音埼・剱埼と図載しているという。

土ヘンの「埼」は、陸地(平地)が水部へ突出したところを表現し・・、
山ヘンの「崎」は、平野の中に突出した山地の鼻先等を言う意味なので、海洋情報部では漢字の意味からも地形が判る土へんの「埼」を採用しています
即ち、小生の手元の地図では竜飛「崎」である・・、が海図では竜飛「埼」となるらしい・・。

この岬の名物に、歩行者しか通れない階段国道(339号線)というのがある。 
石畳の階段が小高い岬の頂部と海岸の底部を結ぶ、幅2m程度の狭い石段の端と中央部には手摺が続き、両階段の入口には通常の国道の案内標識がある・・。 
階段は全長390m、階段は362段あり、標高差が70mもある、かなりの急勾配で険しい。

「国道339は、弘前市を基点に津軽半島西岸を回り、半島先端部の三厩村に到る120kmの国道である。

竜飛崎は、海岸からは切り立った断崖のような段差が大きく、元々は急な山道で未整備だった地域道・村道がそのまま国道になったものである。

なんでも、地元の人が「昭和49年頃、村役場が地図に記入し、国道昇格の申請をしたところ、審査官が現地を確認しないまま認可を与えてしまった」・・という、中央のお役人が国道を指定する際、現地を検分することなく地図だけを見て、間違えて指定してしまったそうである・・。

国道に指定されるまでは階段はなく、急な坂道の途中には村立竜飛中学校、また坂の上には竜飛小学校があり、登下校の児童・生徒が坂道を利用していたものの、滑って負傷しないように階段が整備されたという。


昭和63年3月には、本州と北海道を結ぶ青函トンネル(全長約54キロ)が開通している。
竜飛は、本州側の建設拠点となったため、当時、工事関係者や家族ら約三千人が居住していて、通学路になっていた「階段国道」にも子供たちの元気な声がこだましていたという。 

・・ということで、ちょっと変わった国道になってしまったのである。

青函トンネルの工事、その後の完成と同時に「国道階段」は観光名所となり、より良く整備されてそのまま残った。 
今では階段国道はすっかり全国的にも知られるようになり、竜飛崎の目玉といえる程の名所になっている・・。
下側(海岸)から階段へ通ずる「国道」は、民家の軒と軒の間を通ずる幅1.5m程度で、両手を広げると付いてしまいそうな狭さであった・・、これまたビックリ。


なんとも不思議な国道であるが、因みに、変わった国道として、海の上を指定した例がある。

国道280号は、青森市から北海道函館市までの一般国道であるが、外ヶ浜町で一旦途絶えているが(松前街道ともいう)、津軽海峡の海上区間によって北海道へ至り、北海道内は国道228号と重複して函館市に通じている。

又、点線国道というのもある・・。 
通行困難な国道の最も代表的なもので、大抵の場合、山岳地の峠周辺に存在するため利用者はその区間は徒歩での通行(登山)を余儀なくされる。 

代表例で上越国境、国道17号の三国峠(1957年2月に三国トンネルの開通により解消)や同じく、上越国境(一ノ倉沢-清水集落)の国道291号の「清水峠」は現在もそうである。
又、甲州・秩父を結ぶ甲州往還、国道140号の雁坂峠(「開かずの国道」と呼ばれていたが、1998年4月に雁坂トンネルの開通により解消)などで、これらはトンネル開通で解消されたが、今も現役の点線国道は10箇所以上存在するという。

更に、竜飛崎


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