日本周遊紀行・「世界遺産 白神山地」
一先ず、白神山地の一角・「十二湖」へ・・、
国道101号線に「是より青森県」の標識が有った。
そして、白神山地の山襞(やまひだ)が海岸まで迫出している。 しばらく進むと海岸に沿う国道の道路標識は、十二湖方面を指していた。
十二湖概念図(sf1資料)
白神山地の一角、津軽国定公園内に日本のキャニオン(アメリカのグランドキャニオンをもじったものであろう)と云われるのが「十二湖」(じゅうにこ)界隈である。
そのキャニオンは十二湖にほど近いところにあり、地すべりによって岩肌が露出した大断崖、むき出しになった白い岩盤が、周囲の深い森とともに鮮やかなコントラストを見せる。
しばらく北上すると道路標識は右方向に「十二湖方面」を指している、とりあえずそこを目指してみよう。
舗装された路面に濡れ落ち葉が、所々に群れ落ちている、やはり秋なんだなーと実感する。 しかしまだ紅葉には間があるようだ、奥へ行くにしたがって、ブナの樹海が目を引く、未だ海岸より2~3kmしか来てないのに、すでに深山幽谷の世界である。
写真:八景の池 (sf2)
程なくして一つ目の湖に着いた、「八景の池」とあった。
湖畔に数艘のボートがあり、傍の民宿風の小屋は静まりかえっている。 気がつけば今はまだ午前の6時を回ったばかりである、ところどころで小鳥の”さえずり”以外は静寂そのもの、我が車のエンジン音が耳ざわりなほどである。
写真:玉池(sf3)
次の池は「玉池」別名・西湖とも言うらしい、管理棟があってボートでの遊覧もできるらしく、池周辺には散策道でもあり、自然の移ろいを体験することも出来そうだ。 又、ここは十二湖の中で唯一釣りが許可されており、ヘラブナ釣りや冬にはワカサギ釣りを楽しむことも出来るという。
真新しい指導標があって、左に「玉池遊歩道1.3km右に青池・リフレッシュ村」とある。
写真:越口の池(sf4)
つぎに三つ目の「越口の池」があった、この池の畔では本州では絶滅し、現在では北海道の一部にしか生息してないとされる幻の淡水魚・イトウが養殖されているという。 右側にビジターセンターがあるが、むろんまだ閉館している。
いずれの湖面も、快晴無風で鏡面状態を呈して、朝日に輝く周囲の景色を写し出している。 この先も湖沼が点々とあるが、足跡を残して戻ることにしよう。
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