2015年4月15日水曜日

新・日本紀行(41)湯川 「湯川温泉・桜湯」






 新・日本紀行(41)湯川 「湯川温泉・桜湯」  ,




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湯川トンネルを抜けると湯川温泉・・、

その昔熊野詣での湯治場として栄えたといわれる由緒ある温泉場である。 
一昔前は、こじんまりした温泉街であったが、R42の新道建設で分断され、中途半端な位置づけにされたために観光客が少なくなったといわれる。 
近年は、豪奢な勝浦温泉とは一線を画す方針を貫いており、保養、湯治を中心としている家庭的な小型旅館が数件存在する。 
当然、遊興ムードとは一切無縁で、根強いファンも多いという。


温泉場の一角、国道のすぐ右手に共同浴場の「桜湯」があったので、入浴することにした。 
建物のすぐ前に車を止めて、シャレタ引き戸の玄関から入る。
手持ち無沙汰のオバサンに、チョッと高目の500円の入浴料金を払って早速湯船に浸かる。 
他に客は無く、独り占めの貸切状態である。 お湯はさらりと透明・無臭で、とりたてて特徴は無いようであるが、檜の露天風呂は緑の景色が穏やかで良い。 
この湯場は、公営の浴場かなと思いきや、私的なもので隣の「旅館さくら」と同一であった。


この先の国道沿いに「ゆかし潟」という、妙な名称の「汽水湖」(淡水と海水が混じり合う瑚)がある。
湯川海水浴場まで細い水路でつながっていて、そのため小さな汽水湖を形成しているらしい。
多くの車が行き交う国道42号線沿いにありながら、湖のような静かな佇まいを見せていて、春は桜が咲き誇り、冬には多くの水鳥が訪れるという。


温泉でさっぱりして先を急ぐ、湯川のシーサイドを抜けると丘陵地帯になる、左に大きな岬半島が見えてきた。鯨で有名な「太地」の岬である。 
400年も前から鯨の町として知られ、昨今では国際捕鯨委員会(IWC)による日本の商業捕鯨の中止によって、図らずも衰退してゆく。

優美な玉ノ浦の入江海岸を左に眺めながら、突端にあたる「紀伊浦神」へ至る。 
古来、この地の「玉の浦」は、熊野海道・大辺路の中でも風光明媚な地として知られ、熊野往来の道すがら、万葉歌人らが多くの詩を残している地でもある。


『 荒磯(ありそ)ゆも まして思へや 玉の浦の 
               離れ小島の 夢にし見ゆ
 』  詠み人知らず

(荒磯よりもいっそう心惹かれたからか、玉の浦の離れ小島を夢にまで見えることだ)



ところで、世界遺産に登録された熊野古道は「小辺路」(高野山を起点として熊野本宮大社へ、高野街道)、「中辺路」(田辺市から本宮大社~那智大社から補陀洛山寺の浜の宮王子へ至る内陸山間の遍路道)、「大辺路」、「伊勢路」、「奥駆け道」等がある。 大辺路は、中辺路に対し海の道に当たり、田辺市から新宮速玉大社に到る、概ねR42に沿っている。
実際に世界遺産に登録されている古道は歴史的遺産ということで、条件としては痕跡を整備し、古跡が残っていて、しかも現在でも活用可能であることらしい。


小生は、今後この所謂昔の「大辺路」か、大辺路に沿いながら紀州の和歌山を経て攝津の大阪まで巡ることになる。


次回は「古座川






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01. 15.

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