2015年2月10日火曜日

新・日本紀行(25)吉良 「地元では人気の刃傷事件の主君」


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 新・日本紀行(25)吉良 「地元では人気の刃傷事件の主君」 




http://komonjyonavi.web.fc2.com/wahongazo/gishiden/img/0-00s.jpg




http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/29/Ako_Gishisai_De09_13.jpg/1024px-Ako_Gishisai_De09_13.jpg
赤穂義士祭の義士行列





刃傷事件の吉良家、地元では・・?

三ヶ根山の西の麓に吉良町が広がる。 
吉良」(きら)の名は八ツ面山(やつおもてやま;現、西尾市にある低山)に産する雲母(キララ又はキラ)の呼び名から起こったとされ、中世(13世紀の頃)の三河国吉良荘の領主は足利氏の支族・名門吉良家が領していた。 
その吉良家は東条吉良氏と西条吉良氏に分家することになる。
吉良氏といえば、誰もが「忠臣蔵」の悪役吉良上野介を思い浮かべるが、この上野介義央は、西条吉良氏の末裔にあたる。

江戸時代初期には著名な領主に旗本・吉良上野介義央(きら-こうずけのすけ-よしなか)がいた。 石高は高家筆頭4200石で、万石未満の旗本ながらも官位は従四位上(浅野内匠頭は従五位下)を授かっていた。 

この氏が江戸元禄期、江戸城内における公式の儀式、場所である殿中・松之廊下において播州赤穂藩五万石の藩主浅野内匠頭に斬りつけられる、という刃傷事件が起きる。
その要因、原因は多々取りざたされているが、いずれにしても将軍綱吉は即刻、藩主・内匠頭に即日切腹、播州赤穂藩には、お家断絶を申し付けた。
これより浅野家の赤穂藩は消え、藩士はすべて浪士になったのである。 

刃傷事件から1年9ヶ月後、大石内蔵助以下47人の赤穂浪士が江戸松坂町の吉良邸に乱入し、激闘の末、吉良上野介義央の首級を挙げ、泉岳寺の浅野内匠頭長矩の墓前に供えた。

忠臣蔵」のお蔭で、赤穂四十七士の忠義が300年にわたって称賛されている一方で、吉良氏は「日本一悪いヤツ」にされ、その名は黒い影に覆われてしまった。
つまり、”日差しが強ければ強いほど影は濃くなる”ように。

しかし、地元・吉良町では吉良上野介は新田開発や産業の振興などに尽くした名君として長く慕われていた。 刃傷事件のその後、赤穂浪士ゆかりの赤穂市とは長く遺恨の関係にあった。
しかし1990年以降、双方の話し合いによって理解し合い、交流が始まり、今では忠臣蔵イベントやスポーツなどを通して活発な交流が行われるようになっているという。

因みに、遺恨の事で・・、
幕末、戊辰の役で長州軍(官軍)と会津軍とが、会津城下で最後の凄惨な戦闘が起こり、会津軍は降伏する。 その後、戦後処理において、その処置の仕方や会津藩全藩の国替え(不毛の地、陸奥国津軽斗南地方、事実上の全藩の遠島処分)に伴って、会津藩士は過酷な苦渋を強いられる。 この遺恨は末代まで引き継がれ、今日になっても会津若松市と山口県萩市は話し合いは持たれるものの、未だ遺恨の関係が続いているといわれる。


次回、うなぎの一色町、






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