2010年2月23日火曜日

世界遺産・知床(7) 「五湖とヒグマ」

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知床五湖のうち二湖と三湖の美景



世界遺産・知床(7) 「五湖とヒグマ」


神が五本の指を大地について五湖の湖が出来た』という、アイヌの古くからの伝説である。

知床観光地の代表的な自然景観は「知床五湖」ともいわれるが、その五湖をすべてを歩いても3km、凡そ1時間半程度である。
昨今、この五湖周辺にはヒグマの出没が多いようで、特に奥の方に位置する三~五湖の間で頻繁に出没するらしく、看板にもある通り時折、遊覧・通行禁止の処置が出ているらしい。

一湖、二湖を巡り帰路の途中、レストハウスを覗いてみるとヒグマの情報がそれとなく記載されていて、ヒグマとソーセージにまつわる話が案内板に書かれてあった。 

以前、山から下りてきたメスのヒグマに観光客がソーセージを投げ与えてしまい、それ以後このヒグマは度々人前に姿を現すようになり、直接人に危害を加えなかったものの、結局は射殺すること破目になってしまったという。 

クマに餌をあげることで、クマは人は食べ物を持っているということを覚え、人を恐れなくなり、最終的には危険に晒される恐れがあり、射殺しなければならない結果になってしまったという。  
人々の軽率な行動によって危険が迫り、結局、ヒグマの命が失われるという逆目で、皮肉なことが起きてしまうのである。  心せねばなるまい。


最近、観光バスが斜里町ウトロから「知床五湖」に向かう途中、車窓からヒグマの親子三頭が見えたというニュースもあった。 

自然センターの監視員が嘆くには、最近は湖畔遊覧中に、アイスクリームやお菓子を食べなが遊歩道を歩く観光客が特に多く見かけられ、ヒグマの接近を招きかねないし、危険を自ら行っている行為であると。 


ある時、観光客の歓声に驚いたヒグマが突進してきて立ち止まり、威嚇行動(ブラフ・チャージという)をとったということもあり、無神経な「ヒグマ見物」の危険さが現実になったともいう。
この時は当然、五湖の遊歩道は全面的に閉鎖されてしまったという。

よく熊除けには「鈴の音」、「熊除けスプレー」等がいいと言われ、確かなことではあるが、ヒグマが暮らす知床五湖を観光で散策することは「掟や決まりさえ守れば、大丈夫で安全」ともいう。 
あくまでも「知床五湖はヒグマの良好な生息地であって、「我々人間はそこにお邪魔させてもらっている」という意識を先ず知らねばならないと監視員は言っている。


近年、世界自然遺産になり観光客が激増する中、これまでの知床五湖にクマが出現すると、立入禁止になることがしばしばあったため、ヒグマの活動が活発な時期(通常6~7月)は一部は電気柵を設置し、一方は閉鎖して対策を講じているという。 

2006年の4月からは知床五湖周辺では高架木道が設置され、周囲に電気柵を設けてヒグマ出没時にも観光客を受け入れられるよう配慮するそうである。
又、この高架木道はこれまでの湖をまわるコースとはまったく別のコースに設置され、しかも車椅子使用者や高齢者にも配慮した仕様となっていて、新たな知床五湖の探索の場ができるらしい。


次回は、知床五胡について、更に続きます



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