google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 日本各地の美しい風土を巡ります。: 平成日本紀行(153)垂水 「桜島と高隈山系」

2016年11月25日金曜日

平成日本紀行(153)垂水 「桜島と高隈山系」





 平成日本紀行(153)垂水 「桜島と高隈山系」  ,




垂水市街から「桜島」の展望






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国道220から垂水に近づくと、いよいよ眼前に迫力ある「桜島」が迫る。
先般通った国道10号の「大崎の鼻」からは丁度反対側からの眺めになるが、垂水市内から桜島の展望が効く位置の所々で、その勇姿をカメラに収めて戻ることにする。 


垂水市の海岸道の柊原から古江辺りの国道220号は、道路面の拡張、改修されていつ実に広々として走り良い。
更に、付近住民の理解と協力があってか、素敵な町並みが出来上がっている。 
望むならば、この国道町並みをもう一工夫して、例えば洒落た街灯などを設置すると更に引き立ち、名所・櫻島や鹿児島にも近いので、街の名物として成り得ると思うが如何であろうか・・?。 


確か、昨秋訪れた北海道東部の音別町辺りだったと思うが、市街地を貫通する国道38号線には、町花である「エゾリンドウ」をモチーフにした街路灯が連続して設置されてある。
夜ともなると、真直ぐ続く街頭の明かりは宛ら(さながら)遠くから眺めると滑走路の様だともいわれ、ドライバーにはすこぶる評判が良く、更に、霧がかかると幻想的で、音別町の「ふるさと自慢」の一つにもなっている。


その、海岸の鹿屋市古江からは内陸方向の鹿屋の中心市街地へ向かう。 

気持ちのいい海岸道路であるが、目を内陸方向に転ずると海岸からいきなり急峻な山並みが競り上がっているのが判る。
この山地は高隈山系といって1000m以上の山塊が連なっていて高峠、大隅湖、猿ヶ城渓谷などの景勝地もある。

そして、日本におけるブナ林の南限であり、「森林生物遺伝資源保存林」に指定された地域でもあるらしい。
高隈山系の最高峰は、チョット珍しい山名の大箆柄岳(おおのがらだけ:1237m)といい、頂上からの眺めは素晴らしく、桜島や開聞岳、大隅半島、霧島連山などの大パノラマが展開するという。

山地は東側に向かってなだらかな裾野を広げているが、因みに、西側は桜島と陸続きで繋がっている。
元より、桜島は島というようの、独立した火山の島であった。 ところが、大正3(1914年)1月、この日が桜島が島でなくなって、東側の大隈半島とつながった、運命の日でした。 何とほぼちょうど100年前の出来事なのですね。

この日、桜島が爆発的噴火を起こして、此れを「大正大噴火」と言います。 20世紀以降の日本において、国内で起きた最大の噴火でした。 噴煙は何と8千メートルに達し、そして大量の溶岩が流れ出し、東側の海へと進んでいきました。

此処で、大隈半島と桜島の間には、幅400メートル、70メートルもの深さの立派な海峡がありましたが、やがて溶岩は距離のある海峡の間を埋め、陸続きにしてしまったのでした。 この時、この大正大噴火では、桜島全体で死者、行方不明者を合わせて50人にのぼったとされています。



その裾野は鹿屋の町であり、そこには広大な丘陵台地が広がっていて、この台地を利用して昭和の昔に飛行場が建設されている。 
市域の西部に広がる航空基地は、今は海上自衛隊鹿屋航空基地となっているが、戦前戦中においても一大航空基地でもあった。


次回、 鹿屋 「特攻基地」

  
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