google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 日本各地の美しい風土を巡ります。: 平成日本紀行(130)別府 「鉄輪温泉の立寄り湯」

2016年7月20日水曜日

平成日本紀行(130)別府 「鉄輪温泉の立寄り湯」




九州地方の皆さん、此の度の大震災に謹んでお見舞い申し上げます。
(この記事は震災以前のものです)



『九州紀行』は以下にも記載してます(主に写真主体)
九州紀行」; http://orimasa2009.web.fc2.com/kyusyu.htm
九州紀行」; http://sky.geocities.jp/orimasa2010/




 平成日本紀行(130)別府 「鉄輪温泉の立寄り湯」  ,






写真:宿・双葉荘前の「地獄原温泉」





http://livedoor.blogimg.jp/munimuni51/imgs/3/9/39dab1db.jpg
共同湯の蒸し湯





 http://www.8toch.net/hatto/img/sujiyu.jpg
共同湯のすじ湯






旅の記録;「日本一周」へリンクします

一遍上人の開湯、別府・鉄輪温泉

翌朝、眠気覚ましに当館の温泉に浸かって、朝飯前の散策に出かける、昨日とは違ったコースで温泉街の共同浴場を巡ってみた。 
先ず小生の部屋からも覗ける宿の正面、「いでゆ坂」に面した「地獄原温泉」がある。
入口にあるお地蔵さん(一遍上人・・?)のさい銭箱に100円を入れて男女が左右に入場するようになっている。 

克っての平安後期から鎌倉期、この辺りは一面に噴出する「熱湯地獄」だったという。 
古い記録によると鎌倉期の僧・一遍上人が九州巡歴の際に立ち寄り、地湯の湧くこの地を温泉地として開拓したといわれ、今もこの辺りは「地獄原」と呼ばれている。
共同湯の名称もここからきている、含ホウ酸食塩泉。


ご存知、一遍上人は鎌倉中期の僧(1239~1289)で時宗(念仏宗)の開祖でる。
一遍は日本中を遊行(修行)しながら「南無阿弥陀仏」の念仏を唱え、名号(みょうごう・仏、菩薩の名)の札を出会う人ごとに配ってその世界の楽しさを“踊り念仏”で表現したと言われている。現在の「盆踊り」の発祥とも言われている。 

13歳になると九州・大宰府に移り、10年以上にわたり浄土宗を修行する。 
一旦、還俗するが32歳再出家して、上人が九州の地を踏むのは青年期の修行時代と壮年時代の遊行時代になる。 

古い文献によると建治2年に「一遍上人が九州にくるや、初めてこの地に上陸したとの伝承があり、これ上人ケ浜の名ある所以なり」とあり、今の八湯の一つ亀川温泉の海浜砂湯の上人ケ浜は、その地名の由来とされるという。 

又、当地の共同湯「むし湯」は鎌倉期の建治2年(1276)に一遍上人によって創設されたとあり、受付の前には一遍上人の木像 が安置されている。 
建治2年は上人が38歳の時であり、九州遊行時である。

いで湯坂の中ほどに一遍上人所縁(ゆかり)の「永福寺」がある。
この寺院では、鉄輪の地獄を鎮め、温泉を開拓した一遍上人を「渋の湯、蒸し湯」にお入れする御祭りが行われるという。
永福寺に祀られている上人座像を御室ごと運び出し、「渋の湯」で洗い清め、「むし湯」に入湯させる「湯あみ法要」が行われるという。


次に、宿の裏側から行く、小さな路地だが食料品の小店もあり十字路の先に「熱の湯」がある。
始めは下熱の湯とも言われたらしく、身熱を除去する効果があることから名づけられたという。
入浴無料がいい。 塩化物泉。 

十字路には「すじ湯」が在る。 
木造平屋の普通の住宅の様な共同浴場あり、組合員と宿泊者のみが利用できるらしい、一般客もOk・・?入浴料は寸志とか。


次回も、「鉄輪温泉の立寄り湯」

  
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