google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 日本各地の美しい風土を巡ります。: 中国地方の旅・広島県: 瀬戸内の大三島 「大三島と古社・大山祇神社」

2016年2月22日月曜日

中国地方の旅・広島県: 瀬戸内の大三島 「大三島と古社・大山祇神社」








 中国地方の旅・広島県: 瀬戸内の大三島 「大三島と古社・大山祇神社」 



http://img.4travel.jp/img/tcs/t/album/500/10/89/88/500_10898835.jpg?1403066847
しまなみ海道・大三島大橋



全国11,000社余りの大山祇神を祀る総本社




尾道から四国の今治を結ぶ、瀬戸内海の「しまなみ諸島」は、大小の多数の島々がその海域を塞ぐように列島を成していて、大三島はその中でも最大の島である。 
市街地は島の中心西部で、その町の奥まった一角に、日本総鎮守と呼ばれるの大社殿が鎮座している。 この社は海・山の守護神として尊崇され、約2600年前、神武天皇東征に先駆けて創建されたという。

初代天皇・神武天皇が即位したのが紀元前660年(紀元節)とされているので,日本の歴史が始まった直後から鎮座している神社である。
以来、神の鎮まる神聖な島・「御島(みしま)」と呼ばれ、本州、四国、九州を鎮守する日本総鎮守の神として崇拝されてきた。 
現在の大三島の呼称はこの御島から起ったと伝えられている。

全国11,000社余りの大山祇神を祀る総本社で、中国地方では古来より北の出雲大社、南の大山祇神社といわれ、全国の大山祇神社、三島神社(「三島」の名称も、ここ大三島からとされる)の総本社である。

四社詣「大山祇神社、熊野大社(紀ノ国)、厳島神社(安芸国)、宇佐神宮(豊前国)」または五社詣(上記に太宰府天満宮を加えたもの)の中心ともなっているといわれる。 
山の神、海の神、戦いの神として歴代の朝廷や武将から尊崇を集めた神社である。 
源氏、平家をはじめ多くの武将が武具を奉納し、武運長久を祈ったため、国宝、重要文化財の甲冑、刀剣の類の多くが、この神社の宝物殿に集まっているという。
社殿境内の中央には創建当時に植栽されたという「楠の大樹」が蔽っている。根回り20メートル、樹齢は2600年(大社創建当時)と言われている。 



ところで2600年前っていつ頃の時代・・?、
2600年前といえば神武天皇が即位した年代(2660年前といわれる)と類似する。つまり、紀元前600年代で、紀元前7世紀のことである。 
史上、700年代が奈良朝、600年代が飛鳥期で古代と言われ、それでも西暦は紀元後である。 紀元前3世紀あたりが弥生前記というから、2600年前は余裕で「縄文時代」にあたるのである。 
屋久島の縄文杉も真青という訳である。 
因みに、縄文杉の樹齢は当初、5~6000年と言われたが、近年の測定法で2700年前後とされている。
周囲の社叢林は、日本最古といわれ楠の原生林であり、昭和26年に国の天然記念物に指定されている。




 大山祇神社とは、



http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/37/fc7d0c9830c9be87041eca0eb1be21ef.jpg



http://img5.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9e/79/jterasaka/folder/704092/img_704092_34444084_58?1223027158
大三島の大山祇神社




天照大神の兄神である大山祇神・・、

四国は古事記・日本書紀の「国生みの神話」で、伊予の二名島(ふたなしま)という名前で出ている。伊予国は、日本でもかなり古くから開けたところであり、古事記の冒頭の部分では伊邪那岐(イザナギ)、伊邪那美(イザナミ)の神が、国産みをする場面に登場する。

古事記には、『ここに伊邪那岐命、先に「あなにやし、えをとめを。」と言ひ、後に妹・伊邪那美命は「あなにやし、えをとこを」と言ひき。かく言ひおえて御合わして、生める子は、淡路の穂の狭別島、次に伊予の二名島を産みき。』とある。 

つまり、イザナギとイザナミが結婚して、先ず、淡路島を生み、次に伊予つまり四国を生んだと言っているのである。 「四国は、面四つにして伊予、讃岐、阿波、土佐と名を付けた」の下りは先に述べた。

天照大神の兄神である大山祇大神(オオヤマズミ)は、瓊瓊杵尊(ニニギ)が「天孫降臨」に際して、娘神の木花開耶姫尊(コノハナサクヤ)を瓊瓊杵尊の后妃(きさき)となるよう命じた大神であり、国を奉り、国土・日本民族の総氏神である。 

神武天皇の東征に際して、大山祇神の子孫であった小千命(乎千命:オチノミコト)が先駆者として伊予二名島(四国)にわたり、瀬戸内海の治安を司っていた際に、芸予海峽の要衝である御島(大三島)に大山祇大神を主神として「大山祇神社」(おおやまずみじんじゃ)祀った。 

又、仁徳天皇の頃に「伊予・越智国造」の祖が創祀したことにはじまるともいう。 


次回は、広島・原爆

  
「日本の世界遺産の旅の記録」へリンクします






【小生の主な旅のリンク集】

《日本周遊紀行・投稿ブログ》
GoogleBlog(グーグル・ブログ)   FC2ブログ    seesaaブログ   FC2 H・P   gooブログ   忍者ブログ

《旅の紀行・記録集》
「旅行履歴」
日本周遊紀行「東日本編」   日本周遊紀行「西日本編」   日本周遊紀行 (こちらは別URLです)  日本温泉紀行 

【日本の世界遺産紀行】   北海道・知床   白神山地    紀伊山地の霊場と参詣道   安芸の宮島・厳島神社   石見銀山遺跡とその文化的景観   奥州・平泉   大日光紀行と世界遺産の2社1寺群   

東北紀行2010(内陸部)    ハワイ旅行2007   沖縄旅行2008   東北紀行2010   北海道道北旅行   北海道旅行2005   南紀旅行2002   日光讃歌



【山行記】

《山の紀行・記録集》
「山行履歴」   「立山・剣岳(1971年)」   白馬連峰登頂記(2004・8月)   八ヶ岳(1966年)   南ア・北岳(1969年)   南ア・仙丈ヶ岳(1976年)   南アルプス・鳳凰三山   北ア・槍-穂高(1968年)   谷川岳(1967年)   尾瀬紀行(1973年)   日光の山々   大菩薩峠紀行(1970年)   丹沢山(1969年)   西丹沢・大室山(1969年)   八ヶ岳越年登山(1969年)   奥秩父・金峰山(1972年)   西丹沢・檜洞丸(1970年)   丹沢、山迷記(1970年)   上高地・明神(2008年)

《山のエッセイ》
「山旅の記」   「山の歌」   「上高地雑感」   「上越国境・谷川岳」   「丹沢山塊」   「大菩薩峠」   「日光の自然」




01. 15.

Google Analytics トラッキング コード