google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 日本各地の美しい風土を巡ります。: 四国地方・徳島県; 阿波小松島 「源義経と屋島の合戦」

2015年9月13日日曜日

四国地方・徳島県; 阿波小松島 「源義経と屋島の合戦」






 四国地方・徳島県; 阿波小松島 「源義経と屋島の合戦」  , 








屋島と合戦経路  (wik)



源義経、「屋島の戦い」の奇策

徳島の隣はすぐに小松島である。 
小松島は戦国期以後、蜂須賀候が入国して以来、阿波の商業、金融、港湾流通の中心地として栄えたところで、現在でも和歌山や大阪方面とは流通が盛んあところである。 
この港は又、一の谷の合戦後、屋島の合戦で義経一行が上陸した地点として歴史上有名である。今でも市内各地に義経ゆかりの場所が点在しているし、数々の伝説が残る地でもあるという。

国道55が牟岐線と交差するあたり「阿波赤石」駅がある。
このあたりの港を「勢合」といって義経手勢150騎が、ここの港に漂着し勢揃いしたことから、この名が付けられたという。 
ここから、R55に概ね沿って恩山寺の入り口から勝浦川より徳島方面を、義経ドリームロード・義経街道と言って、弦張坂、弦巻坂、旗山、くらかけの岩、天馬岩、弁慶の岩屋などと義経にまつわる伝説の場所が数多く残されている。


平氏は、1184年の一ノ谷の戦いの敗戦後、讃岐国・屋島(現、高松市屋島)を本拠とし内裏(安徳天皇の住まうところ)を置いている。 
義経は「一ノ谷」の後、摂津国の港・渡辺津(大阪)に軍を集めていた。
平氏軍を追討するにあたり渡辺津を出航しようとするが、義経は、戦奉行の梶原景時と激しく論争をしている。(この時の論争を景時の讒言として鎌倉・頼朝へ伝わり、義経追放の一因にもなっているという) 
暴風雨のために景時は出航を見合わせようとするが、義経は景時を振り切って、僅か5艘150騎で風雨をついて出航してしまう。

義経の兵団は、通常3日の航路を6時間ほどで阿波国・勝浦(現・田野町勢合)に到着した。
義経は在地武士団の新居見城主・近藤六親家(こんどう ろくちかいえ)を味方に引き入れつつ、案内役として屋島へ向けて徹夜で進撃している。
徳島を抜けて、現在の県道1号線を北上、大阪峠を越えて、播磨灘の海岸沿い(R11沿い)から、僅か1日でに屋島の対岸に至った。
干潮時には騎馬で渡れる(当時は海を隔てた島であったが、現在は陸続きである)ことを知った義経は、強襲を決意。 少兵であることを悟られないために、義経は周辺の民家に火をかけ一気に屋島の内裏へと攻め込んだ。
海上からの攻撃のみを予想していた平氏軍は狼狽して、内裏を捨てて海上へ逃げ出したのである。
この源平の戦いは「一の谷」以来、再び義経の機略によるもので、「屋島の戦い」と称している。

屋島の陥落により、平氏は四国における拠点を失った。
何とか九州に渡ろうとするが、既に源範頼の大軍によって押さえられており、平氏は彦島に孤立してしまう。
義経は水軍を編成して、最後の決戦である「壇ノ浦の戦い」に臨むことになる。


次回、「第18番霊場・母養山恩山寺」







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