google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 日本各地の美しい風土を巡ります。: 近畿地方・兵庫県明石;「日本標準時・Ⅱ」

2015年8月31日月曜日

近畿地方・兵庫県明石;「日本標準時・Ⅱ」






 近畿地方・兵庫県明石;「日本標準時・Ⅱ」  




明石天文科学館(Wik)



明石・日本標準時

ところで、明石といえば気が付いたことがある。現在時刻は『午前7時15分』である。 
これは日本全国、普く(遍く・あまねく)沖縄諸島から北海道、伊豆諸島から南海の小笠原諸島まで共通した時間である。 
では一体、日本国のこの時間は何処で、どの様にして決められるのであろうか・・??、
実は小生が現在立っているこの位置、東経135度の位置・明石の日本標準時で決まられているのである。  

海外旅行に行くと、その土地ごとに違った時刻を使っているのを体験するであろう、「時差」である。 
地球は1日1回自転している、地球から見ると、太陽が24時間かけて地球を360度ひと周りしていることになり、1時間あたりにすると、地球上の経度15度分ずつ動いていることになる。地球上の時間は、地球の自転で決められているのである。そして地球上の時間は、ある基準点で決めねばならない。 

イギリスのグリニッジ天文台を通る子午線が経度を測るときの基準とされている。
これを本初子午線といい、時刻の場合も本初子午線上の時刻を世界の標準時として使用するよう取り決められている。 
そして各地の時間については、基本的に本初子午線から東西に15度離れるごとに、標準時に1時間の時差を加減して定めている。
東に向かう場合は、経度15度ごとに1時間ずつ加えていき、西に向かう場合は15度ごとに1時間ずつ減らしている。 

イギリスと日本では経度(東経)135度あり、9時間の時差が生ずる、つまり、ロンドンが午前0時の時、東京は午前9時に当たるのである。
日本では1886(明治19)年に、世界時(標準時)に9時間加えた時刻となる東経135度子午線上の時刻を、自国の標準時として定めた。それは明治天皇勅令によって決められたといわれる。

◎ 英国グリニツチ天文台子午儀ノ中心ヲ経過スル子午線ヲ以テ経度ノ本初子午線トス
◎ 経度ハ本初子午線ヨリ起算シ東西各百八十度ニ至リ東経ヲ正トシ西経ヲ負トス
◎ 明治二十一年一月一日ヨリ東経百三十五度ノ子午線ノ時ヲ以テ本邦一般ノ標準時ト定ム

日本の場合は、一国内で一つの標準時であるが、アメリカのように大きな国土を持つ国では時間差が大きい為、本土だけで東部・中部・中西部・西部の4つの標準時があり、加えてアラスカとハワイの合計6つの標準時を採用しているという。

日本標準時(Japan Standard Time: 略称JST)は、日本時間あるいは中央標準時ともいい、兵庫県明石市を通る東経135度の子午線で、子午線上にある明石市立天文科学館がその位置に当たる。 
ここには標準時を刻む大きな時計が設置されていたが、1995年の阪神・淡路大震災で破損し停止してしまった為、現在の大時計は3代目で、服部セイコーからの寄贈であるという。


次回、淡路 「淡路・東浦地区」






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