google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 日本各地の美しい風土を巡ります。: 新・日本紀行(112)北茨城 「天心と雨情」

2013年6月25日火曜日

新・日本紀行(112)北茨城 「天心と雨情」


【関東・太平洋道】 茨城(北茨城)⇒⇒⇒⇒神奈川(厚木)



 新・日本紀行(112)北茨城 「天心と雨情」 






国道6号線は、美しい勿来の海岸を見ながら「茨城県」に入る。

県境でもある「北茨城」には、景観な五浦海岸(いづらかいがん)があり、日本美術界の重鎮、「岡倉天心」が居を構えたところでも知られる。

明治中期頃までは辺鄙な地ではあるが、太平洋を臨む風光明媚で変化に富む景観地でもある。この地に魅了され、住居の東側の崖の上に朱塗りの「六角堂」(観瀾亭)を建てたのが天心であった。




荒磯の先端に立つ六角堂


天心は、この六角堂に後輩の「横山大観」等を呼んで美術論、文芸論に興じ研究し、雄大な海の色彩や怒涛渦巻く波の形の絵画を生んだのはこの地であった。 
又、明治初期、新政府の神仏分離令によって廃仏棄釈が盛んになり、仏像等の美術品が破壊され、また海外に流出していったが、この時いち早く反対し、古美術の保存、保護に尽力したのも「天心」だったという。



五浦を出て、JR磯原駅前へ至る。

こちらは童謡作家として一世を風靡した「野口雨情」の生誕地である。

『 童謡とは、童心より流れて、童心をうたう自然詩である。童心とは、天より与えられた純真無垢なもので、全愛の心をもち、もののあはれを感ずるものである。詩とは、言葉の音楽で読んで味わうものではなく、うたうものである。 民謡とは、民族生活の情緒をつたふ唯一の郷土詩であり、土の自然詩である。 』

・・と、雨情は言っている。



次回に続きます、





新日本紀行




【小生の主な旅のリンク集】

《日本周遊紀行・投稿ブログ》
GoogleBlog(グーグル・ブログ)   FC2ブログ   C・掲示板   FC2 H・P   gooブログ   yahooブログ

《旅の紀行・記録集》
「旅行履歴」
日本周遊紀行「東日本編」   日本周遊紀行「西日本編」   日本周遊紀行 (こちらは別URLです)  日本温泉紀行 

【日本の世界遺産紀行】   北海道・知床   白神山地    紀伊山地の霊場と参詣道   安芸の宮島・厳島神社   石見銀山遺跡とその文化的景観   奥州・平泉   大日光紀行と世界遺産の2社1寺群   

東北紀行2010(内陸部)    ハワイ旅行2007   沖縄旅行2008   東北紀行2010   北海道道北旅行   北海道旅行2005   南紀旅行2002   日光讃歌



【山行記】

《山の紀行・記録集》
「山行履歴」   「立山・剣岳(1971年)」   白馬連峰登頂記(2004・8月)   八ヶ岳(1966年)   南ア・北岳(1969年)   南ア・仙丈ヶ岳(1976年)   南アルプス・鳳凰三山   北ア・槍-穂高(1968年)   谷川岳(1967年)   尾瀬紀行(1973年)   日光の山々   大菩薩峠紀行(1970年)   丹沢山(1969年)   西丹沢・大室山(1969年)   八ヶ岳越年登山(1969年)   奥秩父・金峰山(1972年)   西丹沢・檜洞丸(1970年)   丹沢、山迷記(1970年)   上高地・明神(2008年)

《山のエッセイ》
「山旅の記」   「山の歌」   「上高地雑感」   「上越国境・谷川岳」   「丹沢山塊」   「大菩薩峠」   「日光の自然」





01. 15.

Google Analytics トラッキング コード