google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 日本各地の美しい風土を巡ります。: 新・日本紀行(110)いわき湯本 「湯の岳と温泉神社・Ⅲ 」

2013年4月22日月曜日

新・日本紀行(110)いわき湯本 「湯の岳と温泉神社・Ⅲ 」







新・日本紀行(110)いわき湯本 「湯の岳と温泉神社・Ⅲ 」





この三輪山は、奈良盆地をめぐる山でも高さ467メートルの一際形の整った円錐形の山であり、いわき湯本の「湯の岳」と酷似しているのである。

三輪山は太古の昔より神宿る山とされ、山そのものが御神体であるとの考えから、常人は足を踏み入れることの出来ない聖域とされ、所謂、禁足(きんそく)の山で、江戸時代には幕府より厳しい政令が設けられ、神社の「山札」がないと入山出来なかったという。

明治以降はこの伝統に基づき、「入山者の心得」なるものが定められ、現在においてはこの規則を遵守すれば誰でも入山出来るようになったが、登山を希望する場合は、社務所にて許可を得、入山届けをして「300円」という入山料を納めなければならない。 
そして参拝証である白いタスキを受け取り御祓いを済ませ、道中では、このタスキを外すことは禁止されているという。 

通例、2時間ほどで下山出来るが、3時間以内に下山しなければならないという規則が定められている。 山中にては、飲食、喫煙、写真撮影の一切が禁止されているという。

又、この神域には数多くの巨石遺構、祭祀遺跡も散在するが、これに対しても原則として許可なしに撮影も出来ない。さらに山内の一木一葉に至るまで神宿るものとし、それに斧や刃物を持入れすることは許されていない。  一般には入山せずに参拝することが多く、拝殿から三輪山を仰ぎ拝むといった手法をとっている。

正月の初詣ともなると、至近のJR桜井線の三輪駅は駅構内まで行列が続いていて、駅に降りたら、そこが参拝の行列の最後であったともいう。 
ひどい時なんかは電車の中まで参拝客の行列が続いていて、電車は参拝客が全部降りきってしまうまで、1時間も駅で止まっていたこともあったという。

三輪山、大神神社は、さすがに我が湯の岳、温泉神社の本社聖域であることから、尊厳と格式か今でも存在することは、ただただ感服するのみである。
三輪地方は、御存じ「三輪そうめん」の故郷でもあった。


いわき湯本の「温泉神社」や「湯の岳」には、このような深い歴史が潜んでいたことに驚きであったが、更に深い因縁が含まれていたのである、それは次回へ。


次回は、「いわき湯本」である「石城地方








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