2010年3月30日火曜日

日本周遊紀行(76)日高地方 「三石」

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日本周遊紀行(76)日高地方 「三石」


次は「三石町」で、同様の沿岸国道235沿いに「道の駅・みついし」がある。

ここを過ぎてT字路を右へ、日高本線の本桐(ほんきり)駅を左に見ながら、川の東方に「信田牧場」がある。2003年頃に大ブレークした有名馬「ハルウララ」の出身地である。 因みに、先に紹介した「シンザン」とは好対照の位置にいる馬である。 

ハルウララは1996年2月牝馬として生まれた、
その後、遥か遠い南国の日本一小さい高知競馬場の厩舎へ入る、調教師は宗石 大氏。 1998・11月デビュー戦、結果は5/5着、以下5/6, 6/6, 5/7, 6/9・・、と負け続ける。 その後も走りに走って、2003・12・14には遂に100戦目を迎える、結果は9/10着であった。

ハルウララは上記のように一度も勝ったことのない競走馬である。 
高知競馬・宗石 大・厩舎(きゅうしゃ)に所属する7歳牝馬(ひんば)は、デビューして以来今年2004・2月のレースまで連敗を続けて2着は4度、3着も4度はあった。 5着までに入れば賞金がもらえるが、ただし、ハルウララが出走できるレースはレベルの低い下級戦で賞金も安く、これまで稼いだ賞金の合計は100万円そこそこにしかならない。
2004・3・22中央競馬界の有名騎手「武 豊」が第106戦にして特別騎乗、結果は10/11でやはり惨敗に終わった。

ところで同時期、富士テレビ系の朝の番組「とくダネ!」の小倉智昭氏のオープニングトークで高知競馬の「ハルウララ」のことを取り上げ、90連敗以上しているこの馬に親愛の情を込めて語っていたのである。 
此れがきっかけに視聴者から問い合わせのメールや電話が鳴りだし、マスコミ等でも注目をされ始め、負けを重ねるごとに人気が急上昇し、100戦目が1回目の話題のピーク、106戦目が2回目のピークであったという。 
負け続けることで人気を得た「ハルウララ」は、出走するレース毎に馬券の売り上げは伸びたという。単勝馬券を「御守り」として買う人も現れ、1着になることがないので単勝馬券は「当たらない」、だから「(車)に当たらない」というので「交通安全」のお守りになったともい・・?。 又、いつまでも走る姿にあやかった「リストラ除(よ)け」や、長期間、長距離走っても怪我や故障をしない丈夫さで「無病息災」の縁起を担ぐと。


勝てなくても個性があればファンは集まる。 
しかし、長い競馬の歴史の中にはハルウララを超える「大物」がいたともいう・・!。  

いみじくも「武 豊」騎手が第106戦に特別騎乗後曰く、『ハルウララについてはあまりにも異常な騒がれ方で正直なところ辟易としています。競馬をよく知らない一般の方の話題になって、盛り上がることについては大いに歓迎なのですが、生涯で一度も勝ったことがない馬がGIレースを勝った馬達よりも注目を集める対象になるというのは、どうにも理解し難いものがあります、

又、信田牧場関係者や地元の人は、『ハルウララ人気が盛り上がって高知競馬にとっては明るい話題ですが、この馬が三石産というのがどうも、 生産者のところへも取材が来ているが複雑な気持ちです。 活躍馬ということでの取材なら大喜びでしょうが、百戦もして勝てない馬の生産者といわれては立つ瀬がない。 生産者にはあまり関係のない話ですから、なるべく触れないでもらいたいきもちです・・、』と。

それにしても馬主さんも「ハルウララ」とは、おおらかな名前を付けたものですよね・・!!。 
日本競馬史上、最も弱い馬が、大ブレークして、最も有名な馬になってしまったのだから。

育ての親の調教師・宗石氏は体の小さな彼女と初めて出会った時、「ゆっくり育ててやるか、みんな大切な命、春のゴールはきっと来る・・、」と、彼女を「ハルウララ」と陽春の希望をもって名付けたといい、以来、負けても負けても彼女は112回も走り続けている。 
そして遂に高知競馬のハルウララは「ハルウララ」として、映画にもデビューする事になってしまった。 「一頭の競走馬の命の輝きと出会った時、そんな厳しい時代に生きる人たちが、一つに結ばれあって、この今の日本に奇跡のような現代童話が誕生したのではないでしょうか・・」 と映画化時の監督の感想。

映画は2005年に公開された、監督: 森川時久、キャストは渡瀬恒彦・夏来千香子・前田吟・ガッツ石松・竹中直人、他



馬をやらない小生が勝手に選んだ三石産の印象馬=アカネテンリュウ(菊花賞・・美浦厩舎、小生が最初で最後に買った馬)、オグリキャップ(有馬記念連勝・他)


次回は日高・「静内」



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