2010年3月23日火曜日

日本周遊紀行(69)音別、尺別 「地名とアイヌ語」

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日本周遊紀行(69)音別、尺別 「地名とアイヌ語」


道内に多い、「別」という字はアイヌ語で「川」を現していた・・!、

人口約3000人、豊かな森林をもつ海沿いの町である音別は尺別、直別という地名も続き、音別をはじめJR根室本線の駅名にもなっている。

ところで、北海道内の地名で尾尻に「」の字が付く呼名が多いのに驚く、小生の知っている市町地域でも江別、芦別、当別、登別、士別、陸別、紋別、湧別、頓別などなどと、他にも無数に存在するであろう。 何故だろう・・?、何か、いわく因縁があるのだろうか・・?、

ハイ有りました、判明しました。
」というのはアイヌ語で「」を現しているらしい。
別・ベツ」の他に「内・ナイ」も川を指すものと言われ、「ベツ」は比較的大きな川(大河)を指し、「ナイ」は小さな川(小川、沢)を指していると言われている。

序にアイヌ語の基本単語を幾つか挙げてみよう、「ベツ」の対語で「ヌプリ」:山、「アイヌ」:人・人間、「カムイ」:神様、「コタン」:集落・部落、「トマム」:湿地、「ピラ」:崖、「ト」:沼、湖、「トマリ」:港・湾、「ピンネ」:男・雄、「マッネ」:女・雌、「モシリ」:国・国土、「ワッカ」:水、「ポロ」:大きい、「ポン」:小さい、アシリ(新しい)、クンネ(黒い)・・、などなど。 
あの愛らしいラッコもトナカイもアイヌ語らしい。


北海道を旅するとなかなか読めない地名や何んと読むのか判らない地名が多々有る。 北海道の市町村名のうち凡そ8割がアイヌ語に由来すると言われる。

アイヌの人たちは、生活する上で欠かせない産物を得る場所、狩猟や交易のために移動する通路、そのときの目印となる地形など、自らの生活に深く関わる土地に地名をつけた。
特に川や沢には、河口から水源までびっしりと地名がつけられている。これは、アイヌの人たちの多くが川筋に住んで、主に自然の中から食料や薬、衣服や道具などの資材を手に入れてきたからだとされる。
こうした地名が、現在、「○○別」、「××内」、「△△平」のような形で各地に残っており、アイヌ語を起源とする地名は当時の地形の特徴や産物、アイヌの人たちの暮らしなどを伝える貴重な文化遺産である。

現在、表記されている文字の内、アイヌ語の発音を聞き、当て字をしたのが「音訳」、アイヌ語の意味から付けたのが「訓訳」、それに音訳と訓訳の混ざり合ったのを「半訓訳」といって三種類の地名に分類されると言われている。

因みに、東北の仙台から秋田・山形県境付近にかけての線から北方にも、近世まではアイヌの文化圏、生活圏であり、北東北の蝦夷はアイヌ語を常用しアイヌ語の地名や足跡が多く残されているという。 
例えば、秋田・能代に河口をもつ「阿仁川」筋ではどの沢をとっても内・ナイ地名で埋まっているという。 米内沢(イオナイ)、笑内(ウタシナイ)、浦志内(ウラシナイ)などなど多々。



尺別、直別など各地各駅周辺共小さな集落が点々として見られるが、うらぶれた寂れた感じは否めない。 中には、やはりと言おうか空家、廃屋も目立っている。 
白糠炭田が隆興の頃は、この辺りも賑やかな街であったろうけど、時代の流れには、人々も同様に流され逆らえないものなのだろう・・!!。 

この音別町の西端の駅が直別駅である。 
国道38号線がすぐ駅前を走っているが、やはりというか駅付近には数軒の人家があるだけで、ログハウス風の小さな駅舎が建っていた。 当然というのは失礼ながら「無人駅」であった。 


次回は「十勝地方」



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