2010年1月8日金曜日

日本周遊紀行(46)北都・札幌 「雪祭り」


北都・札幌の中心に位置する夜の「大通公園」
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日本周遊紀行(46)北都・札幌 「雪祭り」



その札幌の街のシンボルといえば、やはり「大通公園」であろう。
特に冬の札幌は、「ホワイトイルミネーション」、「雪まつり」の期間だけで、2百万人が訪れる。
都心部にこれだけのイベントができる場所があるのは、全国でも珍しいといわれる。



市郊外に冬の競技で有名な大倉山のジャンプ競技場がある。

昭和47年の冬季オリンピック札幌大会90m級ジャンプ(現ラージヒル)の舞台となった場所である。
標高差300mにあるジャンプ台は着地面から約130mの高さ、ちょうど大通公園にあるテレビ塔が147mだからほぼそのてっぺんから滑り、そして飛ぶのと変わらないということになる。


このジャンプ台から滑り降り、テイクアウトして飛行している時は札幌の町並みが一望できる。 
特にナイターの時は、市街中央の大通り公園の直線的な灯りが、まるで飛行機が着陸する時の滑走路の「誘導灯」の様に煌びやかに輝いているという。


この大通り公園で毎年行はれる「さっぽろ雪まつり」は、毎年2月に開催されている雪の祭典である。
(他に、すすきの会場、真駒内⇒さとらんど会場)
今年(2006年)で第57回を数える歴史がある。


雪で作った大小の像を中心にしたもので、北海道内のみならず日本全国、あるいは海外からもおよそ200万人もの観光客が訪れる。
北海道で最も大規模な冬のイベントの一つである。


ところで、札幌は北の都市だから雪が多いと思われ、言われている。

実際はどうなんであろう・・?。


札幌市は北緯42度から43度、イタリアのミラノ、カナダのトロント、フランスのマルセイユなどの都市とほぼ同緯度線に位置するが、これらの都市は札幌の雪の量とは比較にならないほど少ない。 


又、冬季オリンピックが開催された札幌と同緯度か、それより北にある都市であるオスロ(ノルウェイ)、アンカレッジ(アメリカ)、モントリオール(カナダ)などの都市と比較しても圧倒的に札幌が多く、北方都市としてはダントツ一位なのである。

因みに、札幌の降雪量(降った雪の量の合計値)は平年でも5mを超すといわれるが、他の都市はせいぜい1m台なのである。

道内の雪の降り方には三種類あるといわれる。

一つ目は低気圧通過に伴う「低気圧型」、二つ目が、所謂、冬型といわれる西高東低の気圧配置となり、日本海側の山間部に多量の雪を降らせるタイプ、三つ目は「里雪型」で札幌では「石狩湾低気圧」といわれる。 

この三つのパターンの繰り返しで、札幌には雪が大量に降るというわけである。
これら大量の雪は当然除雪が必要になり、その予算・費用、労力は大変なもので、冬の生活を快適にしようとするほど、除排雪の量は雪だるま式に増え年間百億円にも膨らむといい、これは一般会計予算の0.2%にも当たる。



さて、その一方で雪祭り用の雪は市街地に降った雪は殆ど使用されないという・・!!。

汚れた雪をよそに捨て、きれいな雪を貰うということになっているらしい。
何とも妙な具合であるが、これが現実らしい。


さっぽろ雪まつりには、大量の雪が必要なため、石狩市の開発途上の新港湾に積もる雪が利用され、雪の四分の一は石狩市から戴くという。 
石狩市は、札幌雪まつりの生命線」ともいわれる所以である。





札幌市の市章は「六花」である。 


六つの花、六花は「ろっか、りっか」とも呼び、結晶が六角形であるところから「雪の異称」でもある。
市のマークである外側の六角模様は、すなわち「」をもって北海道を象徴している。 


ところで、雪の札幌をイメージした札幌の銘菓「白い恋人」がある。
近頃、消費期限の偽造問題で揺れたが、札幌市内にある菓子メーカー・「石屋製菓」が製するものである。 

ある年の師走、社長が近くの公園から歩くスキーを終えて会社に戻ってきたとき、「白い恋人たちが降ってきたよ」と、ある人の何気ない一言が、名前の由来だという。 

1976年に発売され、色が白いことが北海道の雪景色を連想させることや、北海道限定販売にしたことが功を奏し、出張や旅行の際の土産品として人気を得た。 
現在では年間約2億枚を売り上げるまでになり、北海道の土産と言えば「白い恋人」とも言われ、土産品の単品売り上げでは全国2位とされる。 

因みに、1位は三重県伊勢の「赤福餅」で、伊勢神宮の土産として有名である、だが、こちらも同様に不適正表示や製品改竄問題で矢面に立たされたが・・。 



序(ついで)ながら、道内で「六花亭」という製菓会社がある。 
これは市章で「六花」をもつ札幌ではなく、十勝地方・帯広の会社である。 


製品の一つに、「白い恋人」に並ぶとも言われる「マルセイバターサンド」というのがある。

十勝地方の開拓に父といわれる、明治初期、伊豆・松崎からの入植者・「依田勉三」(詳しくは十勝の項)に因んだ御菓子で、クッキーとバターとレーズンを適度にマッチさせた感度は、北海道を代表する銘菓であろう。 


道内の有志家、自称・北海道お土産探検隊と言われるその道の団体などは、味、品質は最高級で道内一位であるとしている。
実は小生も北海道を訪れた際には、この「マルセイバターサンド」を最優先の土産品にしているのである。





次回は、「厚田」


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