2009年5月20日水曜日

日本周遊紀行(27)津軽 「津軽地方」

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日本周遊紀行(27)津軽 「津軽地方」

「津軽平野」からは、大抵の場合「岩木山」が望めるといい・・、地元では「お岩木さん」といって親しまれているようである。
この辺り冬は豪雪地帯である・・。
映画・「八甲田山」で、弘前第31連隊の徳島大尉以下数名が一列縦隊になって、白銀に染まった岩木山をバックに「雪の進軍」を唱和しながら、八甲田への冬季訓練と称しいて雪中行軍をするシーンを思い起こさせる。
明治35年のことであるが、同刻に青森の歩兵第五連隊と雪の八甲田での同時演習のはずだったが、青森隊は雪中行軍の演習中に、記録的な寒波に起因する猛吹雪と酷寒に遭遇し、210名中199名が遭難したのである。 
所謂、八甲田雪中行軍遭難事件が発生しているのだが・・。

津軽平野に聳える岩木山は、標高1625mと、富士山の半分もないが、付近に高い山が全く無いため、その標高以上に高く、雄大に感じられる。 
その美しい山容は、見栄っ張りで、じょっぱりな(強情な)津軽人の自慢の種で、岩木山こそ日本で一番美しい山で「富士山は駿河岩木じゃ」・・と言って強がっているようである。
その優美な姿は、「津軽じょんから節」など津軽民謡の中でも謡われて・・、
「あ~富士に劣らぬ津軽のお山、お山眺めてお城の花見、仰ぐ天守は桜の中よ・・、
あ~りんごかわいや色こそ可愛い、岩木お山に生まれて育つ、わたしゃ津軽のりんご娘」・・と。
広い津軽平野にドーンと座ったような岩木山は、東西南北どの方向からでも良く見える。 又、見る方角により、その姿を多少は変わるが、どれも美しく・・、
その周辺地域の人々は自分の方から眺めて「おらげのお岩木(おいわぎ)が一番じゃ・・」と美しさを自慢し合っているという。

岩木山周辺から湧き出す「平川」等の幾多の支川を合わせて「岩木川」を形成し、弘前市付近から津軽平野を貫流し、十三湖を経て日本海に注いでいる。
岩木川は、流域面積のうち約70%が山地、30%が平地であり、他の河川に比べて極めて平地面積の割合が大きいといわれる。
その津軽平野は青森県水田面積の約5割を占める穀倉地帯であり、中流域はリンゴの特産地であることは、万人が知るところである。

岩木川の沖積作用によって出来た広い津軽平野・・、
この「津軽地方」は奥羽山脈によって二分されていて、太平洋側の「南部地方」とは自然環境や農業環境では対象的である。 尤も、津軽と南部は自然ばかりでなく、人間も大違いで、現代においても何事によらず合い争うと言われているが・・、この事は(津軽・八戸周辺の項でも記したい・・)。

本州の北端にあるため、両地方とも冷涼型の気候であり、冬が長く夏が短いのは共通しているが、しかし津軽地方の気候は、冬は積雪量が多く曇天の日が続くが、夏は気温も上昇して稲作も安定していて、太平洋側の南部地方のように「ヤマセ」(夏、北海道・東北地方の太平洋側に吹き寄せる東寄りの冷湿な風、稲作に悪影響を与える)に悩まされることは少ないという。 
このため津軽地方は、米とリンゴが基幹をなしているのは周知である。
米に因んでか・・、この津軽地方には、「こめ米の道」というのがある・・。
半島の付け根、日本海に面していて、地図を見ると広大な地に湖沼群が点在し、道路だけが舗装されていて一直線に延びている。
この道を「こめ米ルート」と呼んでいて、地図にもそう記載してある。

岩木川の沖積低地には米作、岩木山の傾斜地や岩木川の自然堤防上にはリンゴが栽培されている。 
「自然堤防」は,沖積平野を蛇行する岩木川が洪水のたびに川からあふれ、その水が川岸に土砂を堆積することによってできたもので、水面より2~3はメートル高く浸水の恐れが少ないため、その部分は集落やリンゴ園として利用されているという。  
青森リンゴの栽培は、全国のほぼ半分を占めており、依然として津軽は日本一のリンゴ生産地、リンゴの故郷なのである。

春、桜の散った後には,リンゴ園は白い花で埋まる。 
「津軽富士」は、リンゴの名称でもある。

次に、「津軽じょんから節」


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01. 15.

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