google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 日本各地の美しい風土を巡ります。: 日本周遊紀行・「旅とは・・、」(7)

2009年4月7日火曜日

日本周遊紀行・「旅とは・・、」(7)

日本周遊紀行・「旅とは・・、」(7)

さて、話を戻そう、(旅に関してであるが・・)
昔日は、今日のように一般庶民には移動の自由が公には認められていなかった時代である、人々は、今の観光とは異なって神社仏閣への参拝や宗教的な巡礼を理由に旅をする事が多かった。
日本では、お伊勢参り、善光寺参拝など、ヨーロッパではキリストの聖杯、聖遺物などの使徒の誰彼の遺物が安置されているといわれる大寺院、修道院への巡礼が盛んに行われた。

そもそも、「旅」という概念からして、今と昔では受け取る印象は大分様子が異なる。
特に、現代ではインフラの発達により土地を離れるということに対して、飛行機や新幹線など労力を要しなくなった。 その他にも選択肢は数多く存在する。 
それに比べれば、徒歩という手段しか持ち得なかったころの昔の遠出は、即ち苦しいことに違いなかった・・と想像するしかない。
だが、旅の目的は「移動しながら、何をするか」ということにおいては、今も昔も変わることは無い・・。

文明は、旅から物理的な苦しみの部分を取り除いたようにも思える。
その事を示す例として、日本の鉄道敷設の初期の目的は関西では伊勢への「近鉄」、高野山への「南海」、関東では日光への「東武」、成田山への「京成」、高尾山への「京王」などというように多くが社寺参拝のために造られた事が挙げられるのである。


さて、小生は、旅には三つの「楽しみ」が有ると思っている。
それは実に単純で「計画段階の楽しみ」、「旅本番の楽しみ(苦しみ・・?)」、そして帰ってきた後の思い出しながらアレコレ調べ確かめて観る楽しみがある。 
吉田松蔭の言葉を借りれば「旅をして学識を広めるもの・・」ではないが、確かめて知識を得るのも楽しみである。 
いずれにしても、「旅行」とは一般に効率的に行うものであろうが、「旅」は非効率であり、それがまた良いのである・・。
実は、それらのことを考慮しながら、熟年になって『日本一周の旅』を決行するのに繋がったのであるが・・。


次回より、日本周遊紀行「東日本編」より、「厚木」から紹介します。


「日本一周」の記録については、下記のホームページ及びブログのURLにて好評投稿中です。
ホームページ・・・ http://www.geocities.jp/orimasa2001/  「旅行、登山、その他の記録」 

小生の日本一周記・・・ http://orimasa2005.blog101.fc2.com/   日本周遊紀行「西日本編」 


.




.
01. 15.

Google Analytics トラッキング コード